Data Gateway Talk Vol.1を開催しました + Vol.2の宣伝
Vol.1 data-gateway-talk.connpass.com
Vol.2(まだ申し込み可能!!) data-gateway-talk.connpass.com
1. はじめに
こんにちはpira_ninoです。
先日自身初のイベント主催をしましたので、当日のレポートに加え、勉強会の主催ってどうやるんだろ?について開催までの経緯を書かせて頂きます。
2. Data Gateway Talk誕生まで
2.1 背景
近年のデータサイエンスブームもあり、様々な勉強会が日々行われています。
私もいくつかの勉強会に参加しているうちに、「自分も登壇したい!!」と思うようになりました。
しかし「登壇者って強くね!?」と思い登壇になかなか踏み切れませんでした。
そこで絶対に同じ思いを持っている方はいるはずだ」と思い、以下のツイートをしました。
最近の分析界隈の勉強会の登壇者強すぎるので、初級者が登壇しやすい勉強会の需要とかありますかね!?
— にのぴら (@nino_pira) 2019年2月26日
ある程度反応あったら企画したいなぁと思う
ってかそういう勉強会あったらわいも話したい
(さっきのツイートをまとめた) pic.twitter.com/piXjmaRsIN
結果、「100いいね」とそこそこバズったので、「よっしゃ企画するか!!」と一念発起し企画を開始しました。
2.2 運営と方針決め
企画をしようと一念発起したものの、「イベント主催なんて初めてで何も分からない」状況でした。
コンセプトは「初心者登壇welcome勉強会」と決まっていたものの、「協力者」「場所」「懇親会費」のアテが何もありませんでした。
一旦有識者の声を聞きたいと思い、リアルで一度お会いしたことのある、「同じ2018年新卒」で「過去に勉強会主催経験」があり「相談に乗ってくれそう」な松村さんに相談のDMを送りました。結果的に松村さんに相談したことで全てがうまくいきました。
職場が同じ白金台ということもあり、相談という名の「俺の夢を実現させてくれ!!」ランチをし、半ば強引に(?)運営に加入してもらいました(苦笑)
このランチで以下の5つが決定しました。
- 運営は5名程度でできる。増やしすぎると統率が取れなくなる (連絡くれた方すいません汗)
- 初回イベントは懇親会費は0円の方が人は集めやすい
- (重要)初心者の登壇だけでは面白みに欠けるので、「先輩枠」として強い人に登壇してもらう
- (重要)Data Gateway Talk 命名
- (重要)Wantedlyさんを会場として使える
ちなみに命名経緯はは「登竜門 = Gateway to Success」らしく、「Gateway。。。かっこいい。。。」ということで、「Data Gateway Talk」と命名されました。
また、「先輩枠」の設立が決まったころも非常に大きいです。いくら初心者向けの勉強会とはいえ「簡単な内容だけでは面白くない」という問題に対して、「初心者向けに先輩から為になる話を聞きたい」というコンセプトのもとでの登壇枠の設立が決定しました。
第一回では伊藤徹郎さんにエモいキャリアの話をしていただき、「まさに趣旨通り」と運営として非常に嬉しかったです。(詳細は後述)
最後にWantedlyさんを会場候補として抑えたのも非常に大きかったです。結果的にWantedlyさんで開催しましたし、なによりも「オシャレな会場提供」「会場準備」「名札作り」「受付」「懇親会準備」など至れり尽くせりの対応を頂き、頭が上がりませんでした。。。
時系列的にこの前日に別イベントでFiNCの菅谷さんとお話させて頂き、「会場としてFiNC貸せるよ!!」「自分勉強会主催経験あるし、何か手伝えることあれあれば!!」との暖かいコメントをもらい運営に加入して頂きました。ちなみに第二回がFiNCさんで開催します。
また、Wantedlyさん側でも協力していただける方として鴛海さんに、弊社の同期である金田にも運営にjoinしてもらいました。 身近に会える同期が運営にいることは非常に心強かったので、みなさまも企画の際にはおすすめです。
そんなこんなで、とりあえずslackでワークスペースを作り、本格的に企画が始まりました。
3. イベント当時まで
3.1 登壇者決定
本イベントでは以下の3つの登壇枠を設けました
- LT初登壇枠(2名):「過去に勉強会 / LTへの登壇がない」方向け公募LT
- 若手LT枠(2名):若手のデータ分析官の方の登壇
- 先輩枠(1名):若手 / 初級データ分析官の道標となる登壇
まず、先輩枠について。
伊藤 徹郎さんが、自分のツイートに対し、応援する系(脳内補正の可能性あり)の反応をしていたことに加え、たまたま、直近の別イベントでリアルでお会いする機会があり、対面でも依頼をした後にDMで正式に依頼をして引き受けてくださいました。
「先輩枠」としてこれほど以上に最適な人材はいないのでは?と思うくらい、承諾を頂いたときには心の中でガッツポーズをしました。
次に、若手LT枠について。
実は2名ともツイッターで反応してくださった方に依頼しました。
まず、アクセンチュアの鴨居さん。実は3年前に就活で30minくらい話しただけの縁で、彼が私の名前のイベントを見つけて登壇したいとの連絡を頂きました。私個人としても、「思わぬ繋がりがあるんだなぁ」と思い、運営としても「アクセンチュア!?!?」だったので、すぐに承諾。
そしてLINEの丸尾さん。勉強会の立ち上げが決定する前に私の名前を出したツイートをしており、私自身もツイッター上でよく見る方だったのでオファーをしました。
"データサイエンティスト、はじめての開発経験"でどっかにLTしに行きたいんだけど適当ないい場所ないかな にのぴらさんのやつとかでやらせてもらえないかな
— だみ~ (@guiltydammy) 2019年3月2日
ここで、一つ問題が発生しました。「初心者向けの勉強会のはずなのに登壇者強くね!?」。。。
うん。まさか「だみーさん」がLINEの方なんて想定していなかったので。。。。苦笑 でも、丸尾さんの話聞きたいし、「LT初登壇枠」あるし、まぁいいっしょ。。。ということで継続。
最後にLT初登壇枠について。
本当に応募者来るのかなぁ。。。と本気で不安に思ってました。
3.2 connpassページ公開
時系列は前後しますが、「先輩枠」「若手LT枠」を抑えたので、connpassページを公開。ちなみにコンパスページは菅谷さんが数時間でサクっと作成しました。 結果的に、90名以上の応募+公開2日目でLT初登壇枠が埋まる理想的な展開になりました。
会場の準備などは、全てWantedlyさんが引き受けてくださったので、当日まではconnpassの推移を見守るだけでした。
4.イベント開催に関するTips
初めてイベントを主催するにあたり、得られたTipsを列挙させて頂きます。
運営には強い人を1人は入れる
イベント主催に関するノウハウもですが、発信力がある方が理想です。本イベントでも松村さんや菅谷さんの発信力に多いに助けられていると思います。懇親会をサポートしてくれる会場を探す
本当に大切です。(運営, 会場, ケータリング注文先)と3つの連絡が混在すると非常に手間です。また、会費の受け渡し等様々な面倒が生じることが見込まれます。さらに、今回はWantedlyさんがケータリングの準備など、様々な作業を引き受けてくださり非常に助かりました。登壇者の日程を優先させたいので、早めに企画を進める
今回は会場の日程優先で登壇者を探しましたが、本来は登壇者の日程優先であるべきです。目安としてイベント2ヶ月前にはコアとなる登壇者(今回でいう「先輩枠」)に複数候補日程を提示できるのがベストでしょうハッシュタグは競合がいないか予め調べる
#dgt
でのハッシュタグ被りが起きており、後日急遽#dgtalk
にハッシュタグ変えました。ツイッターで話題になることを目指すのならば下調べは必須です。キャンセル催促 / 補欠上がり確認はこまめに送る
これが要因だったのか不明ですが、当選者の8割以上が当日に来場したので、ある程度有効であると思います。
5. 当日の模様
はい。ようやく当日のレポートです。 Wantedlyさんが受付をやってくださいました。神。。。 ちなみに、ネームカードは以下のサービスを使いました。超便利です。
会場はめちゃくちゃオシャレな雰囲気でした。 なお、開始前からビールが飲める和やかな雰囲気でイベントは始まりました。
data-gateway-talk.connpass.com
5.1登壇者0人目 : 運営から
私がサクッとイベントの趣旨について話ました。 また、ツイッターで沢山呟いてくださいと聴講者にお願いしました。
5.2登壇者1人目(若手LT枠) : 鴨居さん ~コンサル1年目からみた、データサイエンティストとして身につけたいスキル~
資料公開NG。
「アクセンチュアはIT系の会社から嫌われているが、その印象を払拭しにきた」という自虐からスタート笑
- コンサルはパワポを作るだけだけが仕事でなく、ちゃんと分析×エンジニアリングに取り組んでる。
- 近年は分析 → システム化の流れになるので、分析官にもエンジニア力が求められる(ご自身もプロコンを始められた)
についてお話頂きました。
受託分析のデータサイエンティストって何をやっているのか本当に謎に包まれているので、大変興味深かったです。
5.3 登壇者2人目(若手LT枠):丸尾さん ~データサイエンティスト、開発に入門する。~
資料公開NG。
pnadas愛が強い自己紹介でした笑
「pandasの開発終わったら僕の人生も終わります」 #dgtalk
— Kien Y. Knot (@0_u0) 2019年4月23日
- 分析だけだと成果になりにくいが、プロフダクトへの開発へのハードルが低くなってきた
- 分析官にもエンジニア力が必要なフェーズになっている
についてお話頂きました。
開発をやってみた気づき
— Kien Y. Knot (@0_u0) 2019年4月23日
① プロセス設計・理解・運用
② 正確・高精度な分析×開発
「今どっちが求められている?」
#dgtalk
2人連続で「分析官にもエンジニア能力が求められている」内容の登壇で、思うところがありました。
5.4 登壇者3人目(LT初登壇):NaruyaOhtaさん ~営業からデータアナリスト?になった人のポエム~
LT初登壇枠!!
内容は、「営業時代の学び、アナリストになってからの学び、それらを掛け合わせた学び(構造化の大切さ)」についてお話頂きました。
営業→分析官のキャリアパスを歩んでおり、かつ炎上ラーニングで成長する話は、なかなか凄いなぁと思いました(汗
5.5 登壇者4人目(LT初登壇):@nekoumeiさん ~データアナリストが活用できる(かもしれない)機械学習~
LT初登壇枠!!
内容は、「Partial Dependence Plots」についてお話頂きました。
簡単にこの手法の説明をすると、「注目説明変数の値を変化させた際に、目的変数がどれくらい変化するか」を可視化する手法となっています。
一方で、説明変数間に相関があると問題があるので、あくまでも「目安」として使うことを推奨していました。
また、PDPはsklearnに実装されており簡単に使えます。
さらにnekoumeiさんは岩波DS vol3のデータでのハンズオンを行ったnotebookも公開されています!!初登壇とは思えない準備の良さ。。。
また、因果推論について触れたこともあり懇親会では因果推論について盛り上がる数名がいた模様です笑
5.6 登壇者5人目(先輩枠):伊藤 徹郎さん ~Sexyな職業と言われたDataScientistの10年を振り返って~
最高にエモい内容でした。。。
- データサイエンティストがここ10年で最もsexyな職業と言われてから既に10年経過し てる
- 計画的偶発性の考え方を軸としたキャリアプラン
- 色々なネットワークへの参加(メンターの発見 / コミュニティへの参加 / 遠そうな分野も見てみる)
- 自分の動機付けを何か理解する
特に初コミニュティ運営をした身としては「コミュニティへの参加」の話は沁みました。。。
5.7 懇親会
予定の時間になっても全然落ち着く気配もないので、15分延長して強制終了するという、運営としてありがたい悲鳴でした。
懇親会の時間を長めに取っておいてよかったです。
6. 勉強会を主催して
まず一言目として「楽しかった」です。自分の企画で50名近くの分析官を集めるイベントを主催できた達成感はあります。
ひとえに、運営の皆さま、登壇者の皆さま、当日ご参加頂いたみなさま、ツイッターで共感してくださった皆さまのおかげだと思っています。
7. 第二回について
data-gateway-talk.connpass.com
第二回は7月8日(金)FiNCさんにお邪魔します。
- 先輩枠:河合さん @エムスリー
- 若手LT枠1 : 瀧本さん @ テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
- 若手LT枠2 : 丹治さん @ FiNC
の3名+LT初登壇枠の2名にご登壇頂きます!!!今回も熱いメンバーにご登壇いただきます!!
前回同様「先輩枠・若手LT枠」には強い方にご登壇頂きますが、「LT初登壇枠は誰でも歓迎」なので、ぜひご応募待ちしています!!!・・・・と思ったら既に埋まってますね汗
聴講枠は絶賛申し込み期間中なので、みなさまのご応募お待ちしています!!!